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2007.06/26(Tue)

キンバク! 

《タイトルにつきましてはコチラをご参照下さいませ》




その1
もしも、霧原兄弟が御厨研究所を飛び出したのが夏場だったら・・・・(またかよ、おい)


 御厨研究所から脱出した兄弟は群馬の森を出てからひたすら南下し、やがて都内に入った。
 夏の夜だというのに直也は緊張に震えている。
 だが、その直也が、とあるスナックの看板を見つけて言った。
「停めて。喉が渇いた。あそこに寄って行こうよ」
「お前、さっきまで震えてたくせに。飲み物なんか自販機で買ってきてやる」
「大丈夫だよ。それに兄さんだって少し休んだ方がいいよ」
 重ねて直也に言われ、渋々車を停める兄。
 2人がスナックに入っていくと、そこには酒を飲んで盛り上がっている若者グループがいた。
「ほら、見て見て、新しい発泡酒よ、ジャーン!」
「何て読むんだこれ、キ…キンバク?」
「おいおい、すげー名前だな」
 ぎゃはは、と大笑いする客を不機嫌そうに見て、
「ビールとピザ」
 と注文した兄の後から、
「あ、ぼくはオムライス」
 と言って店員に鼻で笑われる弟。
「オムライスは無いよ~、金麦ならあるけど?」
 小馬鹿にしたようなマスターの声に、チンピラグループの中にいた女が振り向き、
「あーら、かわいいボーヤ、キンバクしちゃおうかしら?」
 と言ってげらげら笑いながら手をのばしてきた。
「や、やめて…」
 と怯える直也を背後にかばい、直人が女の手を振り払った。
「汚い手で弟に触るな!」
 途端に乱れ飛ぶナイフにフォーク、グラスに酒ビン。
 悲鳴が上がり、鼻血を垂らして悶え苦しむ客、あっという間に阿鼻叫喚の地獄と化した店内から慌てて逃げ出す兄弟。
 その時、直前に入って来て騒ぎに驚き店から出ようとしたカップルの女に押しのけられた直也が、
「うわあああ!」
 と叫び声を上げて仰け反った。
「どうした直也!」
 と抱きとめた兄に、
「今の人たち人殺しだった」
 と弟は告げたのだった。
「紫色の服の女の人を何人も拘束して殺してる………こ、こわかったよ」
「何、人殺しだ?」
 驚いて兄は聞き返した。
「ところでその拘束というのは………キンバクってことか?」
「……………そんなところでボケないでよ、兄さん」
 すっかり脱力した弟を抱えて車に戻って行く兄に、
「バカー!」
 という叫びと共に投げつけられたサンダルが路上に落ちてコーンと虚しい音を立てた。







その2
もしも、某大学階段講義室で悶える曾根崎がマゾのヘンタイだったら・・・・・(や、元々Mか?)


 チャネリングの最中に突如悶え出した女子学生に異変を感じた兄弟は彼女を操る存在を探して階段教室にたどり着く。
 そこには昔、御厨研究所を脱走した曾根崎がいた。
「ああ~ん、来てええん、直也さあん」
 と身を捩って悶えるメガネの中年男をイヤそうな顔で見る直也と、怒りで口もきけなくなっている直人。そんな兄弟を面白そうに見やって、尚も悪ノリする曾根崎。
「ああああ~ん、いけない私を縛って~ん、キンバクしてええ~ん」
 ムカッ!という直人の擬態音が天井を直撃し、ばこっという音と共に天井裏に埋め込まれていた電線が幾本も垂れ下がってきた。
「うるさい! 望み通り、こうしてやる!」
 直人のひと睨みでその電線がぴゅーっと伸びて曾根崎の身体をがんじがらめに締め上げた。
 だが。
「あああああ~い~、いいわー!」
 何故か恍惚とした表情を浮かべて悶え続ける曾根崎に仰天した直也が、
「に、兄さん、暴走しないで………って、あれ、何か喜んでるみたいだけど?」
「見るな、直也。目が腐るぞ!」
 憤然として、直人は直也の頭を抱きかかえてさっさと退室したのだった。

 が、この時の快感が忘れられなかったのか、曾根崎は兄弟をつけまわし、とうとう霧原時計店にまで姿を現したのだった。
「お前らの親がどうなってもしらないぞ。助けたいならおれの言うことを聞け」
「きさま」
 と詰め寄った直人に、
「お前らは騙されている。変革なんてものはないんだ」
 ふてぶてしい笑いを浮かべて曾根崎は言った。
「あるのは変態だけだ。おれについてこい、正しい縛り方を教えて幸せにしてやる」
「お前の言うことなんかきけるか!」
「だめっ、兄さん!」
 止めようとする直也を振り切って力を飛ばす直人。
 だが。
「ぐわあああああっ…いいっ」
 という快感の叫びを上げて悶える曾根崎。
「い、いいわ~、もっともっとおお~、ああん、もっと縛って、キンバクしてええ~ん」
 あまりのグロさに鼻血を噴き出す霧原母。
「ぃやあああ~」
「で、出てってくれ!」
 と、霧原父が叫ぶ。
「二度と来ないでくれ、このヘンタイども!」
「ち、違うんだ、おれ(のせい)じゃない」
 弁解する直人を問答無用で店の外に押し出す霧原父、塩を撒く母。
 そして、無情にも目の前でガーッと音を立てて閉じられたシャッターを見つめ、兄弟はボーゼンと店の前に立ちつくしたのだった。








その3
もしも、反町がナイフフェチでなく、キンバクマニアだったら・・・・・(ドラマ版#14キンバク風)


 外出から戻ってきた直人は、車のそばに倒れている直也に気づき、買い物袋を投げだして抱き起こした。
「どうした、直也!ちくしょう、誰がこんなことを……なんて粗雑な海老縛りだ」
『最後のツッコミは余計だから、兄さん』
 腹を刺された直也は喋れないのでテレパシーで文句を言った後、反町ら暴漢に拉致された少女を助けるよう、兄に頼むのだった。
「よし、わかった!が、その前に病院だ」
『って、うわ、こんな縛られたまんまの格好で…』
「そんなこと気にしてる場合か」
『気にするよっ、縄ほどいてよ!』
「ちっ、PKは使えんし……めんどくせえなあ」
 ぼやきつつも縄をほどいて直也を病院へ運び、とって返して反町たちのアジトに向かった直人だったが………。
「しまった、遅かったか!」
 そこには亀甲縛りにされて虫の息の少女が。
「なぜ、こんなことをする?」
「趣味でね」
 両手に縄をぴんと張り、高笑いする反町。
「ハハハハハハ、どうだ、芸術的だろう!」
「くそっ、なんて楽しいことを……違った、なんて残酷なことを!」
 PK炸裂、反町の手下2人が次々と倒されるが、後頭部を殴られ昏倒する直人。
 目覚めると後手縛りになっており、PKも使えない状態に。
 ピーンチ!だが、反町にとってはチャーンス!
「すげえじゃねえか、本当にこんな力があるなんてよ。おれと組まないか」
「なんだと!」
「力というのは使い方を知って初めて意味があるんだ。おれはそれを知っている」
「うるさい!」
「その力があればどんなやつでも自由自在に縛れる!」
「結局それかよ、このヘンタイ野郎!」
「圧倒的な力の前には正常も変態もない。力を持ったやつが支配者になれる。お前の力はそういう力なんだよ」
「ふざけるな、黙れ!」
「おれにそんな口をきくと、次は開脚縛りにしてやるぞ」
「……………………」

 一方、病院の直也の夢枕に立った翔子は、
『あの人がアブない……あの人はあなたを求めてる』
『危ない?』
『そう、このままだと縄酔いしたあげく、Mに目覚めてしまう』
『………なんでそんな専門用語がすらすら出てくるんだ、翔子』
『精神だけの存在になると、いろんなことを見聞きしてしまうのよ』
 ウフフフフフ、と意味ありげな笑い声を残して翔子は消え、数々の疑問を抱きつつも直也は兄の元へと急ぐ。
 能力を回復して自由の身になった直人は縄を飛ばして反町に縛りの逆襲をかけているところだった。
「もうやめて、兄さん!」
 と、背後から直人に抱きつき、攻撃を阻止しようとする直也。
「うるさい!こんなやつは逆海老縛りだ!」
「ダメだよ、そんなことをしたら、兄さんもその人と同じになってしまう」
 言われて、はっと我に返る直人。
「そんなの恥ずかしいよ!」
 と、涙ながらに直也に言われ、わかった、後は警察に任せよう、と部屋を出ようとする直人を反町が呼び止め、
「おれにはわかったぜ。お前はおれと同類だってな」
「……………」
「楽しんでたじゃねえか、おれに縄をかけるのを。な、そうだろ、マイラバー
 ぎくっと立ちすくむ直人を見て、
「ええっ、いつの間にそんなことに!」
「ま、待て、誤解だ!」
 泣きながら部屋から走り去る直也を慌てて追う直人。
「直也、待て。おれにはお前が必要なんだ」
「ぼくが、必要?」
 本当に?と潤んだ目で念を押され、
「そうだ、お前がいてくれなければおれの力はただの緊縛………じゃなかった、破壊しか生み出さない」
「兄さん!」
「直也!」
 ひしっと抱き合いつつ、ヘンタイのアジトから遠ざかっていく兄弟。
 そして、そのアジトの中では反町にがんじがらめに掛かった縄を、2人の手下がせっせとほどいていたのだった。
「くそっ、もう少しであいつと相思相愛になれたものを」
「もういい加減、諦めましょうよ、反町さん……」
 






註…このお話は参鳥居とはぜんぜん全く何の関係もございませんことをここにお断りさせていただきます。

その4から先、SS募集中!


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2007.06/15(Fri)

残念なことに・・・ 

前回の記事で紹介しました「深海冷蔵庫」様、
多忙のため、サイト閉鎖されてしまわれました。
残念ですが、事情はお察しします、
hijiriさん、短期間とはいえ、楽しませていただき、ありがとうございました。
いや、実際、身につまされます、ウチなどもいつ閉鎖してもおかしくないような状況ですもんね、
このところの更新の無さと言ったら(^^;)

あ、時間がないのでまた来ます。
取り急ぎ、ご報告まで。
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