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2008.02/27(Wed)

企画siko作品 第9章 

           2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画


「OBSCURE」その9
UPしました、↑アニバ企画頁からお入り下さいませv



*スミマセン、何だか話が全然進展してないわ、
 直也のリーディング能力を封じたまま書いてるからだ、
 と今頃気づいたワタシは大バカ者です…orz
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EDIT  |  07:10 |  二次創作  | CM(2) | Top↑

2008.02/23(Sat)

アニバーサリー企画第20弾! (浅倉りゅぅさん作品Ⅳ) 

企画初の本格801作品ですv
作者の前口上がとてもわかりやすかったので(*^_^*)
そのままこちらに転載させていただきます。



「小説です\^o^/ 恥ずかしくてなかなか投稿するのボタンを押せませんでした…
 ※ご注意!兄弟夫婦設定です\^o^/←ぇ
 801です!山ないです!意味ないです!おちないです!そしてエロです…。
 
 それでもよいかたはどうぞ… 」



というわけで(^^;)
この作品につきましては、精神的成熟度18歳未満の方は、どうかご遠慮くださいませ。
さて、あなたは18歳以上の801容認派ですか?

        はい            いいえ


EDIT  |  21:34 |  二次創作  | CM(4) | Top↑

2008.02/23(Sat)

アニバーサリー企画第19弾!  (saekoさん作品Ⅱ) 

           2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画







< 愛とは決して後悔しないこと ~ ある愛の詩 ~ >




―――― お返しは、何がいい?



今日はいいところに連れてってやるぞ、直也。早く支度しろ。
珍しく朝から上機嫌の直人に、直也は一抹の不安を覚えた。
じっと兄の顔を見つめて気づく。些細なことだが、眉間の縦じわが一本、いつもより短い。
嫌な予感がした。こんな日はきっと、ろくなことがないに決まってるんだ。
大体、ぼくたちにいいことなんかあるはずがない。そうだいつもみたいに最後は裏切られて終わるんだ。
不幸で不運がぼくたちの人生。幸せって何だっけ。古いCMをひとり口ずさみ鏡に問いかける不憫な直也であった。

重い足取りを引きずられるようにして連れてこられた、とある店。
ある意味、直也の予感は的中した。

「お帰りなさいませ、ご主人様!」

気持ち悪いほど声のそろったメイドさんたち。
壁紙からアレンジメントから、すべて薔薇の花で埋まった店内。
窓にはレースのフリルつきドレープカーテン。
テーブルにはスミレの一輪挿し。クロスにももちろんレース。
ドアの取っ手にはご丁寧に小花模様の手作りドアカバー。
なのに客はどこを見てもむくつけき男子のみ、なのであった。

とりあえず、とメニューを開いた途端、直也は眩暈がした。
【貴婦人たちの午後のまどろみ】【イチゴ畑の可愛い妖精】【小さなお茶会】(盗作)・・・・。
これは果たして食べられるものか。一体、何の暗号なのか。

「直也、好きなものを選んでいいぞ。今日はご馳走してやるから遠慮するな」

テーブルの向かい側、白やピンクのフリルとレースに囲まれて、直人はこれ以上ないほどの笑顔で笑いかける。
好きなものって言われても、これは。すでに直也には見当すらつかない。嫌な汗がこめかみを伝う。

「あの、ぼく・・・兄さんと同じものでいい・・・」
「そうか。じゃあオレがおすすめを選んでやる」

直人はツインテールのメイドさん(メガネっこ)を呼び、メニューを指して、まず【愛とは決して後悔しないこと】、それから飲み物は【メリーベルと銀のばら】、食後に【ヨハンナ・スピリのパイ】ふたつ、と慣れた調子で注文した。
いったいどんな料理が現われるのだろう。

「兄さん、その・・・ここ、よく来るの」
「いや、昨日偶々見つけた。雰囲気がいいだろう。料理も美味いし、どうしてもおまえを連れてきてやりたかったんだ」

そう言って屈託なく笑う。
直也は少し、安心した。やっぱり兄さんだ。いつだって、ぼくのことを思ってくれてる。
センスがちょっとアレなだけで、少しも悪気はないんだ。純粋な気持ちを疑ったぼくが馬鹿だった。ごめんね、兄さん。
心で手を合わせる直也。そのとき横を向いたままの直人が、ぼそりと呟いた。

「やっぱりメイドさんはいいよな」

今、なんと。
硬直する直也に、直人は顔を近づけて声をひそめた。

「なあ直也、あの制服、着てみたくないか」

ちらとさっきの店員(メガネっこ)に視線を投げる。
あの娘よりもきっと可愛くなると確信の表情で囁いた。
そうきたか。

「訊いたら貸し出しもしてるそうだ。きっとおまえに似合うと思うぞ」

言葉と顔色を失った直也にまったく気づくことなく、直人はさっさと交渉を始めた。
サイズはこれ。直也の細い腰には少し余るが仕方ない。ああ着替えはオレがさせるから触らないでくれ。行くぞ、直也。
メイド服を手にした直人に、放心したまま抱きあげられる格好の直也。

そのとき、店内はかつてないほどに色めきたったという。
即座にどっちが受けか攻めかで内心葛藤を始めたメイドさんたちを始め、まりあさんより綾崎ハーマイオニーだよな的萌えで暗黙のうちに一致した客の男ども全員の、ただならぬ好奇と甘酸っぱい期待をその一身に痛いほど浴びながら。
浮き浮きした直人に引きずられるようにして、奥の更衣室に消えた直也であった。



「直也、力を抜けよ・・・ほら、ここ・・・こんなになってるぜ?」
「駄目・・・兄さん、こんな大きいの、無理・・・」

30分後。直人の向かいには、いまや店中の舐めるような視線と妄想とを受けて、濃紺のベルベットに長袖のパフスリーブ、白いレースの襟とフリルのエプロンも愛らしい、メイド姿の直也がいた。

「大丈夫・・・そうだ・・・いいぞ直也、上手だ・・・そのまま・・・」
「あ・・・やめて、兄さん、もう・・・!」

ご丁寧に髪にはレースが襟と揃いのトップドレス、見えないところにこだわるのがお洒落だという直人の主張で白のペチコートとストッキングに、なぜか黒いガーターベルト。いや、もしかしたらこれは単なる趣味かもしれないが。

「うん。少し曲がったがなかなか大きいハートが描けたな」
「もう緊張させないでよ、兄さん。ケチャップできれいにハート描くの難しいんだよ」

二人の前に鎮座ましましている、特製巨大オムライス(卵1ダース使用)。
直人は自分でもケチャップを取り、意外にも真面目な顔で、直也の描いたハートの下に自ら「LOVE」を加えた。

「これで完璧だ」
「・・・」
「食えよ。おまえの好物だろう。ここのは美味いぜ」

唖然とする直也に、直人はスプーンを握らせる。
それから、お返しだ、と照れたように笑った。

「今日はホワイトデーだろう。先月のチョコの礼をする日だからな」

そう言われてようやく直也は思い出した。
あれは確かにバレンタインの夜。夕食を買いに出たついで、その日なぜか機嫌の悪い直人はきっと甘いものが足りないと、コンビニの売れ残り特売チョコレートを大量に買って帰ったことを。

「あ・・・」
「バレンタインのチョコレート、初めておまえから貰って・・・嬉しかった。だから、なにか好きな物で返そうと思ったんだ」

すべて、誤解だった。
オムライスもメイドもみんな、兄さんがぼくのためを思ってしてくれたことなんだ。関連はいまひとつわからないけど。
あんな安物だったのに、しかも軽い気持ちだったのに。こんなに喜んでくれてたなんて思わなかった。
ぼくが馬鹿だった。ごめんね、兄さん。
兄さんが望むなら、ぼくは何をされてもいい。
いけない男の子だと噂されてもいいと、青い果実のように思ったそのとき。


「オムライスはともかくメイドさんは単にオレの趣味だ。だが思ったとおり、ここの女どもより直也のほうが断然似合う」


直也は何しろ若くて可愛いからな。満足そうに言い放つ兄の後ろから、カラスの足あとがひっそり残るメイドさんたちの殺気立った視線が矢のように直也の肌を刺す。
触れなくたって、能力なんかなくたって、それは痛いほどわかった。

一分でも、一秒でも早く、帰りたい。
ただそれだけの思いでひたすらに、特製巨大オムライス(ライス五合使用・30分以内完食で無料)を涙でかき込む、直也であった。





EDIT  |  07:57 |  二次創作  | CM(6) | Top↑

2008.02/20(Wed)

企画siko作品 第8章 

           2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



「OBSCURE」その8
UPしました、↑アニバ企画頁からお入り下さいませv
EDIT  |  06:50 |  二次創作  | CM(5) | Top↑

2008.02/17(Sun)

アニバーサリー企画第18弾!(chocoさん作品Ⅹ) 

         2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画


 <チェブラーシカ> ЧЕБУРАШКА
チェブラーシカ①-a


  ※ とりあえず(?)直也が八才、直人が十四才くらいに設定しておきます。

「兄さんなんて大嫌い!」
 直人は呆然としてかけ出して行く弟の背中を見送った。目の前では、これで何台目かわからないテレビ画面にひびが入り、火花と煙を放っている。
 怒りによって引き出されたサイコキネシスの発動によってテレビは完全に機能を失い、破壊されていた。
「もう無理だよな」
 テレビに接続されていたビデオから黒焦げになったテープを取り出す。外枠は溶けて捻じ曲がり、中のテープは焼けて変色していた。二度と再生することは不可能だろう。
 直人はため息を吐いた。


 数カ国に及ぶ渡航から戻ってきた御厨は直人と直也の二人を執務室へ呼び出した。
「変わりなかったか?」
「はい」
 直也はすぐに答えたが、直人は顔を他所へ向けている。
「これを持っていきなさい」
 二人は粗い紙でできた茶色の袋を渡された。
「なんだ。これは?」
 直人は不機嫌そうに顔をしかめる。
「土産だ。見てわからないか?」
 御厨は二人の父親代行とでもいうべき立場だが、態度は尊大で話す言葉にはまるで思いやりの感じられない人物だ。元から、子供を養育するなどということには向かないのである。
 一方、直人はそれでなくとも自意識の肥大化する思春期にあった。その上、持って生まれた特殊な能力『サイコキネシス』をコントロールできないために無理に親元から引き離されている。
 危険物として隔離されているといっていい現在の状況に不満を通り越して憤りを禁じえなかった。
彼の感情の変動は簡単にサイコキネシスの発動条件となり得る。それは、事物のみならず、人間を殺傷することさえ可能な強大な力だった。
直人は些細なきっかけでいつ爆発してもおかしくない時限爆弾なのである。
「兄さん」
 御厨を睨みつけている兄の手に直也はそっと触れた。
(怒らないで)
 直也に科せられたのは、他人の心を読み取るリーディング能力である。人の心の闇まで覗いてしまうこの力のために直也は兄以外の人間には不用意に触れることもできないのだ。
「直也」
(お願い)
 今にも涙がこぼれそうな顔で自分を見上げている直也の顔を見る。怒りが急速に引いていくのを感じた。
「心配するな。用事は済んだんだ。戻るぞ」
 弟の肩を押して出口に向かう。
「ありがとう」
 礼を言う直也に御厨は微笑もうとしたが、上手くできなかった。

 自室の寝台の上で直也は包みを解いていた。
 袋には、本が二冊とビデオテープ、ぬいぐるみがひとつ入っている。
「変なの」
 熊とも猿ともつかない茶色の毛皮のぬいぐるみを直也は抱いて頭を撫でてやった。大きな丸い目が直也を見返している。
二冊の本の表紙にぬいぐるみとそっくりの絵が描かれているのに直也は気が付いた。この本はぬいぐるみの話なのに違いなかった。さっそく開いてみたが、二冊とも外国の言葉で綴られている。
「兄さん」
 寝台に仰向けに寝転がっている直人に呼びかけた。直人は、御厨と顔を合わせただけで機嫌を損ねて不快なのである。
 そりが合わないとはこの事だ。
「なんだ?」
「これ見て」
 直也は兄の寝台に上がりこんで、本を開いて見せた。
「読んで」
 直人は身を起こして直也の手元の本を覗き込む。
「英語と、こっちはロシア語か?」
 本を受け取ってめくってみた。
「こっちは読めそうだな」
 児童書のようである。英語の文章を訳しながら、読んでやると直也はすぐに夢中になった。
 喜んで、兄の言葉を繰り返す。
「チェブラーシカ」
 それが、ぬいぐるみの名前だった。
チェ


 御厨に尋ねると『チェブラーシカ』の物語の作者はロシア人なのだそうだ。
 日本語訳を取り寄せてやろうかと言われたが、直也は既に話の筋を覚えてしまっている。替わりにロシア語版の原著の読み方を習うことにした。
 文法の解説の合間に直也はロシアのことを質問する。
 今では体制が異なっているが、物語の背景になっている頃のロシアはソ連という大国の一部だった。強固な全体主義国家で、日本やアメリカのような資本主義体制ではなく共産主義というものを採用している。そして、軍事大国でもあった。
 直也は物語のモチーフになっている軍隊的なボーイスカウト『ピオネール』や繰り返される『みんなのために』というメッセージの意味を前よりもよく理解する事ができるようになった。
 『チェブラーシカ』は直也の知っている世界とはまったく違う思想の国に暮らしているのだった。
 しかし、直也の知っている世界とはなんだろう。もう記憶を追うのも辛いような物心ついたばかりの幼い記憶とこの箱庭のような研究施設以外は触れたこともないのではないか。
 異国の童話の中の登場人物よりも空虚な自分の存在を直也は滑稽だと思った。

 御厨のところに通い始めた直也に直人はいい顔をしなかった。だが、咎めもしない。
 直也は兄の僅かな不愉快は無視することにして、片言のロシア語を披露した。直人がしてくれたようにロシア語版を訳しながら読んでみせたのである。
こうなると直人も未知の言語に興味が出てきた。彼の受け取った御厨からの土産は数冊の本だったが、その中にもロシア語で書かれたものがある。
直人が辞書を借り受けてきてロシア語版もさらってしまうようになると、もう御厨の教示も必要なくなっていた。

 一緒に入っていたビデオテープは本の内容をパペットアニメにしたものだった。
 台詞はロシア語で字幕もなかったが、直也は既にあらかた暗記してしまっているから苦にはならない。毎日、画面に見入っている直也に直人は呆れて声をかけた。
「いい加減に飽きないか?」
「どうして?面白いよ」
 直人の方を見ようともしない。これには直人も腹を立てて、乱暴に隣に腰かけた。
「兄さん?」
 険悪な空気を感じて直也は兄の顔を見る。
「どうした?見なくていいのか?」
「でも」
 画面に目を戻してみたが集中できなかった。
「なんで、怒るの?」
「別に怒ってない」
「嘘!わかるんだから」
 直也は自分よりもずっと上背のある直人を睨みつける。
「ああ、そうかよ。俺の事はなんでもお見通しってわけか。恐れ入ったよ」
 直人の剣幕に驚いて身を引きかける直也の体に手を伸ばした。
「いや!」
 直也は反射的に直人の手を叩く。拒絶されるとは思ってもみなかった直人は口を開けて直也を眺めた。
「ごめんなさい。でも、兄さんが」
 兄の顔色に慌てて直也が謝る。だが、直人は理屈の通らない怒りに襲われて堪えがきかなかった。

 騒ぎを聞きつけた御厨と数名の職員は、壊れたテレビと直人という見慣れ始めた光景を目にしていた。
「どうしたんだ?なにがあった?」
「煩い」
 しかし、普段と違い直人は覇気がなく、しょ気ているようである。御厨は直人の手にしているプラスチックの残骸に見覚えのあるラベルが貼られているのに気付いた。
 先日、直也に手渡したビデオテープに違いない。
「ここは私だけでいい。仕事に戻ってくれ」
 他の職員は追い払われ、部屋には直人と御厨だけが残った。

 気配を感じて、膝を抱えていた直也が顔を上げる。寒冷前線の影響が強い重たげな青空を背景に杖をついた老人が直也を見下ろしていた。
「おまえの兄さんが探しているよ。戻ってあげなさい」
「やだ」
 岬老人である。
「直人は、とても困っている」
「知らない!ぼくの大事なものを壊しちゃう兄さんなんて!」
 直也は、また顔を俯けた。
「困ればいいんだ。いい気味だよ!」
「本当にそう思うのかね?」
 老人はしゃがみこんで直也の顔を覗き込む。
「直人は壊そうと思ったわけではない。自分の力をコントロールできないだけだ。どうしたらいいかわからないんだ」
 それは直也にもわかっていた。しかし、壊れてしまったビデオテープの事を考えると他に気持ちをぶつけようがないのである。
「でも」
「許してあげなさい」
 直也の手を掴んで立たせた。
「そして、なにが一番大事か考えなさい」
「一番大事なもの?」
 首を傾げる直也の手を引いて岬老人は歩き始める。直也は涙で曇った視界をぼんやり見ていた。
「あれをご覧」
 岬老人が指さすほうに数本の梅の木が小さな林を作っている。
 去年、ここで嗅いだ梅の香りを直也は思い出した。枝にはもう固い蕾がつき始めている。また、可愛らしい白い小さな花を見る事ができるのだ。
直也の心は少し明るくなる。
「繰り返し起こるように思えることでも本当はただ一度だけなんだ」
 この時、老人が語ったことを直也は理解していたわけではなかった。しかし、言葉はいつまでも直也の中に残って、冬の冷たい空気の感触とともによみがえることになる。
「これから、色々な事がおまえの周りで起こるだろう。そのひとつひとつをよく見て備えなければいけない」
「備える?」
「おまえと直人は立ち向かわなければならない。来るべき試練の時に」
 老人の手は乾いていて温かく直也の心まで包み込むようだった。
「兄さんとぼく?」
 不思議なことに先刻までの悲しい気持ちは薄れてしまっていた。

「直也!」
 施設棟の傍まで来ると直人が出口から飛び出してくる。直也は思わず岬老人の背中に隠れた。
「心配したんだぞ。どこに行ってたんだ?」
 言葉は詰問調だったが直人が弟の態度に傷ついているのは明白である。それでも、直也は動かずに迷っていた。
「行ってあげなさい」
 直也はようやく決心して直人に歩み寄る。骨張った兄の手を恐る恐る掴んだ。
「ごめんなさい」
「どうして謝るんだ。悪いのは俺なのに」
 弟にまで恐れられる化物になってしまったのではないか。悲しんでいる直人の心を知って直也は胸が苦しくなった。
 誤解に驚いて慌てて頭を振る。
(違うよ。あれは兄さんのせいじゃない。なのに、ぼくは)
「直人」
 岬老人の声に二人は振り返った。
「あまり独り占めにしようとすると、かえって大事なものを失くしてしまう。気を付けなさい」
 直人は弟の顔を眺める。
 そんな事は言われずともわかっていた。ただ、堪えられないだけである。
 二人は手を繋いだまま帰っていく老人の背中を見送った。

「御厨がテープを取り寄せてくれるかもしれない」
「本当?」
 折り合いの悪い御厨に直人が頼んでくれたのに違いない。直也は目を丸くした。
「ああ。だが、アレはない方がいいかもな」
「どうして?」
「チェブラーシカの我侭がおまえにうつる。ワニのゲーナがいつも苦労してるだろ」
 直人が顔をしかめる。
「違うよ。チェブラーシカは我侭じゃないよ。ゲーナがいつも優しくしてくれるから甘えてるだけ」
「そいつは初めて聞いたな」
「本当だよ」
 何度もめくって痛み始めている本を直人の前に開いた。
「読んで!そしたら、わかるから」
 寝台の上で直人が体をずらす。その隣に滑り込みながら直也はニッコリと微笑んだ。
 

END
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2008.02/17(Sun)

アニバーサリー企画第17弾!(浅倉りゅぅさん作品Ⅱ・Ⅲ) 

2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画

浅倉りゅぅさんからの第2回目のいただき物ですしかも2題ございます
下のをクリックして下さいネ。
脳みそとろけそう、ヤバッ★=

under the darkness






EDIT  |  00:12 |  二次創作  | CM(10) | Top↑

2008.02/16(Sat)

アニバーサリー企画第15弾!(パタ作品Ⅱ-⑤) 

         2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画




反町くん日記~バレンタイン編~⑤

反町くん日記⑤-a
しかし~あいつらのホテルは新宿5丁目じゃねえのか?
何でタイムズスクエアの方なんかにいくんだ?ちょう大まわりだろうが!?
そんなことは今はこっちにおいといて、おれのことをかんがえねえと。
とりあえず、品ものをわたすほうほうが3とおりうかんだ。

●おれA:おれじしんがちょくせつわたす
●おれB:あしたゆうびんきょくにいって、ホテルあてにゆうそうする
●おれC:ホテルのうけつけにたのんでわたしてもらう

ぼうクレジットカードのCMじゃねえが、おれのあたまの中に3枚のカードをもつおれがいる。
だけどよ、Aができりゃくろうしねえんだよ!
B・Cじゃ、ものをうけとったときの直人のかおが見れねえからつまんねえ。
チッ、すべてげきちん。
だあァァァおれってバカ。どうしようもねえバカ。りょう手であたまをおさえた。
そのとき「あ、あの・・・すみません」
人がなやんでるときに、どっかのアホがこえをかけてきやがった。
そいつは、あのおとーととおなじぐらいのとしの男だった。

「何だ?」おれはいらつきながらこたえた。
「あ、あの・・・あそこって新じゅくえきみなみ口とちがうんですか?」
そいつは新みなみ口方こうをゆびさしていった。
みなみ口と新みなみ口をまちがうやつはよくいるんだ。
見ればデカいバッグをもっている。こいつはおのぼりさんだとすぐわかった。
しかもこの2月にくるやつといえば、じゅけん生にきまってる。
おれだってもとけいしちょうの人げんだ。ばくはつぶつしょりはんだったが。
こんだけじょうきょうしょうこがそろってれば、かんたんにわかるぜ。
そのとき、おれのあたまにまたおれじしんがあらわれた。
ジョーカーが見える。おれはジョーカーを手にしていた。
そのジョーカーとはこのじゅけん生のやろうだ。
直人に品ものをわたすように、こいつにたのむんだ。どうだいいかんがえだろう?
おれってあたまいい~!おれってさえてるぜ!

「ここは新みなみ口だ。本とうのみなみ口はもっとむこうだ。
それよりも、じつはたのみがある。これをあそこにいるせの高い男にわたしてくれ」
じゅけん生がまぬけなこえを出すので、もう1度よくせつめいした。
「まえをあるく男どうしの2人つ゛れだ。でけえのとちっこいのがあるいてんだろう?
そのでけえ方にわたすんだ」
じぶんでわたせばいいじゃないかともんくをいうから、
「おれはちょっとわけありなんだ。いいか。たのむからあいつにわたしてくれ。
なあたのむぜ、じゅけん生」といってやった。
そしたら、何でじゅけん生だとわかったんだとびっくりしてやがる。
「いいかよくきけ、じゅけん生。あの男はすげえうんのつよい男で、
あいつの回りによるだけで、うんがすげえよくなるんだ。
つまり、おまえいやきみはねらってる大がくに合かくするかもしれねえんだぞ」
うたがいのまなざしで見てやがるから
「な、だまされたとおもって、これをもってあいつのそばまでいってみろよ。
で、わたすついでにみなみ口のばしょをきくんだ。
はなしをすれば、さらにうんがアップする。ぜんぶの大がくうかるかもしれねえ」
われながらよくスラスラと出まかせがいえたもんだ。
そいつはついにわかりましたといった。よ~し、よしよしよし。
「とおりすがりの人からたのまれたというんだ。とおりすがりと。
なっ、かならずわたしてくれよ。たのむぜ。 よし今だ、いけ、はやく!!」
おれはじゅけん生のせ中を見おくりながら、ものかげにかくれてようすを見た。

じゅけん生は直人たちにおいつき、品ものが入ったふくろを出して何かいっている。
そしたら、直人とおとーとが2人どうじにおれのほうを見た(ようにおもった)
おっといけねえ、いけねえ。はりこみに気つ゛かれちまったら、もとけいしちょうの名がすたる。
またじゅけん生が直人に何かいっている。そうだ、かならずうけとらせるんだ。
直人はおとーとにはなしかけている。
おれはもうすこしちかつ゛いてみることにした。
ふところからけいたいでんわをだした。カメラのボタンをおすと、直人にピントをあわせた。
へへへ・・・いいアングルじゃねえか。ばっちり直人が入るぜ。
もうチョイちかつ゛いてみっか。さっきよりデカくうつるぜ。
ま、いちてきにはこのへんでよしとしよう。シャッターのおとがきこえたらやべえからな。
よし、ここでまず1まい!
ムムム・・・おとーとと何かしゃべってやがる。
だまってちゃだめだ。もっとおすんだ、じゅけん生!
おっ、直人がじゅけん生のほうをむいた。いけ、今だ。おしつけてでも・・・
じゅけん生に何かしゃべりかけた。そのときだった。直人がうけとった!!!
おぉぉぉおれのにゅうこんの品を!よっしゃあーーーーっっっ 
やっぱりいいやつだぜ、直人。今うけとったもの、そいつはおれの気もちだぜ。へへへ・・・
だがよろこびのあまり、うけとったしゅんかんをとるのをわすれた。

ようしつぎは、みなみ口はどこですかってきけ。
直人がみなみ口方めんをゆびさす。そうだ、そのちょうしだ。かいわをながびかせろ。
よっしゃ1まい。
じゅけん生がパンフレットみてえのを見せた。
じぶんがとまるホテルのやつか?直人がのぞきこむ。おとーとものぞきこむ。
てめえはいい。見なくていい。さっきより直人にちかつ゛きやがったな。
くそーーーっすこしはなれろ!おれは直人だけとりてえんだ。
直人だけ。3まいめ。へへ・・・
3人が立ちどまってるあいだ、おれはシャッターをおしまくった。
がははは・・・いい気ぶんだ。

しばらくして、直人とおとーとはみなみ口方こうにあるき出した。
そのあとをじゅけん生があるく。おれはそのあとをおう。
ホテルまであんないしてやる気か?しんせつなこった。
その見かけよりしんせつってのが、おれてきにはポイント高えんだ。
ときどきじゅけん生のほうをふりかえる。
へへ・・・シャッターチャンス。

反町くん日記⑤-b
と中こうしゅうかいどうをわたって、はんたいがわへいった。
ホテルちかくまであんないしおわると、
こうしゅうかいどうをわたらずに、そのまままっすぐひがしにむかってあるく。
こんなながいこと直人を見てられるたぁしあわせだぜ。
東なん口までくるとかいだんをおりた。
そのままちょくしんし、のみやのざっきょビルがおおく立ちならぶエリアに入っていった。
何だ、おまえらのみやでもいこうってえのか?
ま、こんなじかんだし、いったっておかしくねえよな。
とおもってたら、直人がおとーとのうでをつかんで、じぶんのほうにひきよせた。
そんで立ちどまっておとーとのかたにふれた。おとーとのやつが直人を見あげる。
ひるまにつつ゛いて2どめだ。
どうしておまえらは、人のおおいところでそういうことをするんだ!?
人に見せてえのか?人に見られてっともえるとか?おいおい、それじゃへんたいじゃねえか。

あるき出した。ムカついたがおれもあとをおう。
こうなりゃとことんおってやるぜ。おもしれえからよ。
やつらはももいろのちんまいビルのまえで立ちどまった。
いざかやのかんばんが見える。やっぱりめしをくうんだな。あ~あ、おれもはらがへってきた。
やがてスタスタとエレベーターにのりこんだ。
おれはいそいでエレベーターのボタンがとまったかいをかくにんした。
3かいだ。テナントのあんないを見ると、3かいはえいがかんだった。
えいがかん?おまえら、えいが見る気かぁ!?     =⑤終了=









                   
             


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2008.02/14(Thu)

アニバーサリー企画第15弾!(パタ作品Ⅱ-④) 

        2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



反町くん日記~バレンタイン編~④

目がさめたら14日のひるの2じだった。
やべえェェ~大じな日だっちゅうのに、はん日もむだにしてしまった!!!
おれは何て大バカやろうなんだ。
直人にあうのだ。かおをあらってひげもそってこぎれいにしてから、
大いそぎであいつがいるホテルにいった。 
反町くん日記④-a

1つしんこきゅうをして中に入り、うけつけにむかった。
きょうのうけつけは女ではなかった。男だった。
「今、きりはら直人さんはこちらにいらっしゃいますか?」
スムーズにいえた。しかもけいごをつかったぜ。
いいぞ、いいぞ、きょうのおれ!
そしたら男がおれの名まえをきいてきたから、反町だっておしえてやった。
つぎに、おれがきたことを直人にしらせるかどうかきかれた。
ってことは、直人はへやにいるってことか?
へへへ、きょうは天がおれにみかたしてるぜ。
しかし、おれはまだ心のじゅんびができてなかったんで、
あいつが出てくるまでロビーでまつことにした。

スポーツしんぶんをひらいたが、直人が気になってよむどころじゃねえ。
よこのテレビから「おばまし、ゆうせい。いっぽリード」というこえがきこえてきた。
「おれのこきょう小ばま市がどうしたって?」とおもったら、
アメリカ大とうりょうこうほの「オバマし」という男のことだった。
ったく、まぎらわしい名まえつけんじゃねえ

それにしても直人はこねえな。さっきから1じかんいじょうまってるぜ。
たばこをすおうとおもったらきんえんだっていうんで、しかたねえからそとに出た。
直人のやつ、きょうはそとに出ねえってことねえだろうな?
おとーとのやつがベタベタいちゃいちゃしてんのか?
むかつくぜ、あのやろう
1どちょこっとさしたぐらいじゃ、そのひんまがったこんじょうは直らねえのか!!
いっそのこと、まじにぶちころしてやればよかったぜ。
いや、そんなことしたら、おれが直人にしばかれちまう。
早く出てこい、直人。おれはおまえをしんじてまってるからな!!

ホテル入り口をじっとにらんでいたら、スーっとドアがあいた。
きた、きた、きたーーーーーっっっ!!!直人だまさしく直人だぜ
かわってねえぜ。おれとおんなじくらいのタッパ。するどい目つき。
おれとおなじ目せんではなせるやつなんかそうそういねえんだ。
あの目でにらまれたとき、おれのからだにでんきがはしったぜ。
よろこんでたら、やつのよこにはおとーとがいやがった。
フン、あいかわらずすんたらずだ。てめえはじゃまなんだよ。1人でへやにいろ
そうこうしてるうちに、やつらはあるき出した。
よし、こえをかけてみようとおもったが、なかなかゆう気が出ねえ。
何でだ?おれとしたことが、何をビビッてる?足がまえに出ねえ。
しようがねえから、あとをつけていくことにした。
ころあいを見はからってこえをかけよう。

やつらはざっとうの中をすすんで行く。はぐれねえようにしねえと。
反町くん日記④-b
な、な、直人がおとーとを引きよせた。こうしゅうのめんぜんで何やってんだ?
おとーとが直人に何かはなしかけていやがる。
チッ、はなれろとおもったら、すぐはなれた。ったく、あほんだらが!

反町くん日記④-c
交さてんで立ちどまった。おとーとがうしろをふりかえった。
やべえ。おれはあわててまえをあるくやつのかげにかくれた。
おれみたいなデカイのがかくれるのは大へんなんだ。
だが見つからなかった。よかった、よかった。って、おれは何やってんだ?

反町くん日記④-d
こうえんにきた。新じゅくぎょえんだ。
やつらは何するでもなく、はなしをしながらただあるいていく。
入じょうりょうはらってんだから、何かしやがれってんだ。
そうこうするうちに、千だがやもんからそとに出ちまった。
何かんがえてんだ、こいつら?そうだ、おとーとがわがままをいって、
直人をむりやり引きずり回してるにきまってる。てめえはおとーとの分ざいでなまい気だ

反町くん日記④-e
つぎはどこだ?じんぐうがいえんか。
ったく、どこまであるきつつ゛けたら気がすむんだ?
おれのみにもなってみろ!って、これじゃおれはストーカーじゃねえか・・・トホホ・・・

反町くん日記④-f
さんざんあるいたすえに、やつらはこじゃれた②きっさてんに入った。やっと休けいだ。
よくかんがえたらおれは、けさから何もくってねえんだった。
やつらとおなじみせに入って何かくおう。そこでこえをかけりゃいいんだ。
とおもったが、だめだ。だめだ。だめだ。またしても足がうごかねえ。
おれは何ておくびょうもんなんだ。なさけねえ。ううう・・・
しょうがねえから、きっさてんのはすむかいにもべつのきっさてんがあったんで、
やつらをみはりながらはらごしらえをした。おれって、はりこみ中のけいじみたいじゃん!

やつらがみせを出てきた。またえんえんとあるいて新じゅくにもどった。
反町くん日記④-g
あたりはもうすっかりくらくなってる。
早く何とかしねえと。直人におれのこんしんの品ものをわたさねえと。
う~む・・・どうするおれ? 
    

注①:反町190cm、直人186cm 街で見かけたら共に相当デカイ 
    蛇足ですが、神谷司183cm 坂口修も直人並にデカかった
 
注②:反町くんの感覚=90年代の感覚では、「カフェ」でなく「喫茶店」である
    ドラマでは、霧原兄弟は「喫茶店」を本当によく利用していた
   
                   











EDIT  |  22:58 |  二次創作  | CM(6) | Top↑

2008.02/13(Wed)

アニバーサリー企画第15弾!(パタ作品Ⅱ-③) 

        2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



反町くん日記~バレンタイン編~③

バレンタインのぜんじつ、おれはいても立ってもいられず東きょうにきてしまった。
反町くん日記③-a

直人の手がかりは、1ねんまえおれのあいの力でかんごふからきき出したじゅうしょだけだ。
あいつは何と新じゅくのホテルでくらしてるらしい。
いえがねえのか?じゅうしょ不ていなのか?
ホテルにすんでて、よくかねがもつな。
だがおれにはあいつがどんな男でもかんけいない。
もんだいは、そのホテルに1ねんたった今もくらしてるのか? ということだ。
おれはドキドキしながら、ホテルのまえまでやってきた。

ふところには、直人にわたす品ものが入っている。
バレンタインにまにあうように、2日かんてつやした。

木じの上に、あお貝やたまごのからをちりばめてもようをつくる。
あお・きいろ・あかのいろうるしを何どもかさねてぬって、金ぱくでつつむ。
さらにその上に、たかいうるしを何ども何どもぬる。
と石やとくべつなすみでひょうめんをとぐ。
なたねあぶらとと石のこなをまぜたものをぬのにつけて、こすりながらみがいてつやを出す。

とにかく、今までで1ばんたましいこめてつくった。
これなら自しんをもって直人にわたせる。
いっしょに、手がみもつけたぜ。
じしょをたしかめながらかいた。うまれてはじめて、じしょをひらいた。
これなら字のまちがいもないはずだ。

おれはおもいきってホテルに入った。
反町くん日記③-b

ホテルってえのは、おれにとってあまりくるようなばしょじゃねえから、
きんちょうして手と足がいっしょに出てしまいそうだった。
おれはうけつけの女のところへいった。
「こ、こ、ここに、きりはら直人さんはとまってますか?」
そのあと女と何をしゃべったかよくおぼえてねえ。
だが「じゃ、じゃあ・・・きりはら直人さんは今もここにとまってるんすか?」と聞いたことはおぼえている。
そしたら女が「はい。おとまりでございます」とこたえた。
まい上がったおれは、女にれいをいうとさくさくとホテルを出た。
あれから1ねんたった今も、直人はここにいるってのがはっきりした。
よし、よし、よし、よっしゃあ~~~!!
これはきせきだ。きせきとしかいいようがない。
おれのあいの力がきせきをよんだのだ!
すげえ、すげえぜ、直人。おれはおまえをしんじてたぜ。

あん心したらきゅうにねむけがおそってきた。
何しろてつやあけのまま、京と行きとっきゅうとしんかんせんにとびのったからな。
2日れんぞくてつやはきついぜ。
げんかいだ。ちかくのカプセルホテルに行ってねた。   






EDIT  |  23:46 |  二次創作  | CM(4) | Top↑

2008.02/13(Wed)

企画siko作品 第7章 

           2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



「OBSCURE」その7
UPしました、↑アニバ企画頁からお入り下さいませv


 な、何か、広げるだけ広げてしまった大風呂敷、うまくたたむことができなくて
 ジタバタしております、トホホ(>_<)
 ・・・それより、これ、絶対期間内に終わらないよなあ、どうしよう?(コラッ!)


EDIT  |  00:37 |  二次創作  | CM(2) | Top↑

2008.02/11(Mon)

アニバーサリー企画第15弾!(パタ作品Ⅱ-②) 

2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



反町くん日記~バレンタイン編~②

直人におれの気もちをつたえるといったが、
どうやってつたえたらいいものか?
こういうけいけんは生まれてはじめてだからな。
なにしろ直人は、あのときおとーとのやつといっしょに出ていっちまった。
おとーととはいえ、ずい分ベタベタしていた。
くそーーっ、おとーとのやつ(- -#)いいとしをして、そんなにくっつくな
おとーとという立ちばを見せつけやがって。
おめえはおれのライバルだ。

んで、バレンタイン=チョコレートだとおもい、
気あい入れて、けんちょうしょざいちの「だる〇やせいぶ」までわざわざ出かけた。
チョコレートうりばにいったら、女ばっかりうじゃうじゃいて、
その中に入るのはすげえはずかしいからかうのをやめた。

やっぱりおれのとくいなものでしょうぶしようとおもった。
それは、若さぬりだ!
いっとくが、おれの体に金ぷんをぬりたくるのではない。
それもおもしろいとおもったが、直人にバカだとおもわれるきけんがある。
ち゛ばさんぎょうで、東きょうにいる直人のこころをうごかすのだ。
よし、たましい入れてつくるぜ。まってろよ直人!
         
反町くん日記②

(さいきんのおれは、「ち゛ばさんぎょう」ということばもおぼえた。
直人と知りあってからよくべんきょうしてるよな、おれって)

EDIT  |  23:54 |  二次創作  | CM(4) | Top↑

2008.02/08(Fri)

アニバーサリー企画第16弾!(浅倉りゅぅさん作品Ⅰ) 

          2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



浅倉りゅぅさんから、乙女の皆様へゴキゲンなお届けものです
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under the darkness

浅倉さん激烈感謝でございますm(_ _)m
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2008.02/07(Thu)

アニバーサリー企画第15弾!(パタ作品Ⅱ-①) 

          2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



*アニバ企画(略してアニキ)として
 ドラマ版#14「SHADOW」の反町くんに再び登場してもらいました。
 ドラマ版の方をご存じない方はこちらの#14あらすじをご参照くださいませv
 なお、反町を演じた俳優は「松重豊」氏vvvです。

*また過去の『反町くん日記』に関しては、
 カテゴリーの「小説(二次創作)目次」→「NIGHT HEAD小話的SS」と進んでいただくと御覧になれます。


反町くん日記~バレンタイン編~①

よっ、久しぶりだな。おれのことおぼえてるか?
せいは反町、名まえは・・・ひみつだ。
ちょうのう力男に手がみをかくのに、少しはかん字のべんきょうをしたからな。
きょ年よりはかん字がふえてるだろう?がんばったおれってえらい!

いまおれはふくい県の小ばま市にいる。
なぜかというと、おれの生まれたいえにもどったからだ。
こっちはまい日ゆきばっかりでいやになるぜ。

ちょうのう力男とわかれてから、あいつのことが気になってしかたがねえ。
きょ年のバレンタインは、あいつにやられたきずがいたくて入いんしてたし、
ホワイトデーは、女をころしたけんでサツにしょっぴかれちまったし、
おれの気もちをまだあいつにつたえてない。
じつはおれの入いんしてたびょういんに、あいつのおとーとが入いんしていたのだ。
んで、おれのあいの力でかんごふからあいつの名まえをききだした。
あいつは「きりはら直人」というらしい。
直人か。いい名まえだ。直人、直人へへへへ  
                                  反町くん日記①-a

ころしのけんでは、①たらこ口びるの大女のべんごしにせわになった。
おれのかわりにゆ佐と三はらがべっそうに行ったのも、あの大女がそうしたからだ。
そんで、②けいしちょうのばくはつ物しょりはんの仕ごとをしょうかいされた。
ドスのきいたこえで大またで、えらそうなたいどの女だったが、一おういうことはきいた。
ナイフがすきなおれが、ばくだんをしょりするんだからよの中何があるかわからない。

わん岸しょのれん中としたしくなった。あとSITの②木じまとはよくのんだ。
だが本ちょうのかんりかんのやつらが気にくわねえ。
とくに、②おき田っていう女のかんりかんが人つ゛かいがあらくてムカついた。
あいつはげんばのことが何もわかってねえ。
何かというと、ドスのきいたこえで「~しなさい」だ。
いっぺんお○してやろうかとおもったが、ぜんぜんこのみじゃないからやめた。
おれのこのみはズバリ直人だからな

ばくはつぶつしょりはんをやめて小ばま市にもどった。
んで、③むかしやってた若さぬりのしごとをまたはじめた。
若さぬりっていうのは、うるしぬりのことだ。
人にさしずされんのはきらいだから、しょく人のしごとはおれにむいている。
だがバレンタインときいて直人にむしょうにあいたくなった。
あいつはまだ東きょうにいるんだろうか?
あいたい、あいたいぜ、直人おれの気もちをおまえにとどけるぜェェェ~!!!
反町くん日記①-b

注①:『離婚弁護士Ⅱ』 天海祐希主演。 
   松重氏は、弁護士間宮貴子達がよく行く居酒屋「鬼の涙」の店主を演じていた。
   元やくざの大幹部で強面。

注②:『踊る大捜査線』 N.H卒業生の本広克行氏が監督。
   松重氏は、警視庁警備部爆発物処理班の班長を演じていた。何故か役名なし。
   木じま=木島丈一郎→スピンオフシリーズ『逃亡者木島丈一郎』
   おき田=沖田仁美→映画Vol.2『レインボーブリッジを封鎖せよ』

注③:『ちりとてちん』 放映中のNHK朝ドラ。
   松重氏は、ヒロイン喜代美の父親を演じている。




EDIT  |  00:44 |  二次創作  | CM(2) | Top↑

2008.02/06(Wed)

企画siko作品 第6章 

           2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



「OBSCURE」その6
UPしました、↑アニバ企画頁からお入り下さいませv


*小出しでスミマセン、いい加減、結着つけたいと書き手も思ってるのですが…orz
EDIT  |  00:29 |  二次創作  | CM(3) | Top↑

2008.02/01(Fri)

シシーさん作品「ホラバック・ガール」③ 

             2007.12~2008.02〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画





ホラバック・ガール」③





どういうわけか、直也はタクシーで病院に直行する彼女にそのまま付き添うはめになり、結局、処置室まで着いてきてしまった。病院など、出来ることなら近づきたくもない場所だというのに、だ。

診察の結果、彼女は右足の第1中足骨にひびが入っていることが分かった。
足の甲、親指付け根の延長上にあるこの骨はバレエダンサーが酷使する部分なのだという。もともと疲労骨折寸前だったところへ、今日、突然変な方向から衝撃を受けたためにひびが入ってしまったのだろう、完全に折れなかったのがせめてもの救いだというのが医者の見解だった。

看護師が彼女の足の処置をしている間、直也はずっと彼女の側にいた。

正直、この院内にいるのは辛い。
不特定多数の人間が集まる場所である上、病院という場所柄、ネガティヴな思念ばかりが充満しているように思える。気を抜けば眩暈やら動悸やらを起こして倒れ、自分が患者になってしまいかねない。

だが、それでも彼女を置いて帰る気にはなれなかった。

なるべく余計な思念は自分の中に入れないよう、直也は目の前にいる彼女に力の焦点を集中させた。おかげで、触れてもいないのに彼女の思念をダイレクトに受けるはめになってしまっていたのだが。

――どうしよう時間がないのに、もう3週間しか、どうする、棄権?ありえない、だってジゼルが主役が、ローザンヌ、立てない、コンテンポラリーも、ヴァリエーションが、どうしよう先生どうしよう治るの?治せるの?あと3週間で―――

「ちょっと待ってて下さいね」

看護師の言葉に我に返ったらしき彼女は、ワンテンポ遅れて「はい」と小さく返事をし、足早に出て行った看護師の背中を見送った。処置室に二人残されると、彼女は思い出したように傍らの直也へ視線を移す。

「あの・・・有り難うございます。ここまでついてきて下さって」

右足をベッドの上で抱えた格好のまま、彼女は頭を下げた。本当は礼を言う気持ちのゆとりもないはずなのに、と直也は感じ取り、密かに感心した。

「いえ、たいしたことなんて別にしてませんから・・・」

呟くようにそう言う。そこから2,3秒の沈黙があった後、ふと彼女が口を開いた。

「あの・・・前にお会いしてません? その・・・図書館とかで」

直也は目を見開いた。以前ぶつかった折、自分のことを記憶に留めていてくれたのだろうか。だが、何と返すべきか分からず、直也は口を開きかけたまま彼女の顔を見つめた。

こうやって上側の目線から顔を見ると、女性というより少女という方が相応しい、あどけない面差しをしていた。色白の顔にすっきり出した額、形の良い眉の下の瞳はぱっちりと二重なのが印象的だ。ずば抜けた美人というわけではないが、パッと人目を引く顔立ちである。今はあまり表情が冴えないのだけれど。

ここへきて直也は、まだ相手の名前も知らないことに気づいた。彼女もそのことに思い当たったらしい。

「あの、私、宮内といいます。宮内志乃舞です」
「しのぶ、さん?」
「はい、こころざしの志、乃木希典の乃に、舞う、と書くんです」

そういいながら、ベッドの上に右手の人差し指で漢字を書く動作をする。凝った漢字の当て方をしているから、今まで初対面の人間には散々説明してきたのだろう。

「ダンサーっぽい名前ですね」

つい思ったままを言ってしまった直後、宮内志乃舞はきょとんと目を見開いた。

「え、どうして私がダンサーだって分かったんですか?」
「えっ、いや、あの・・・ただそれっぽいなって思っただけで・・・あの、僕は霧原直也といいます」

そこへ、看護師が松葉杖を抱えて戻ってきたので正直ほっとした。使い方の説明を受ける志乃舞の横で、直也は彼女の名前を胸の内で復唱する。

(志乃舞さんか・・・)

だがその響きは、あまり温かみのある微笑ましいものには思えなかった。




それから少しして、志乃舞の母親が病院に駆けつけた。
背が高くスレンダーで、品のある物腰に洗練された服装。所作が志乃舞に似ているところを見ると、この母親もバレエダンサーだったのだろうか。

そんな志乃舞の母に何度も頭を下げられながら礼を言われた直也は、正直、恐縮しきりであった。
何せ、自分は彼女が怪我をすることを知っていたにも関わらず、未然に防げなかったのだから。漠然とした予知ではあったものの、自分が何らかのアクションを起こしていれば、志乃舞は階段からの転落を免れていたかもしれない。それを思うと申し訳なかった。勿論、口に出したりなど出来ないけれども。

「あの、落ち着きましたらば是非お礼に伺わせて頂きたいと思いますので、ご住所をお教え願えませんでしょうか?」

志乃舞の母親がそう言い出したときには、それこそ直也は困ってしまった。
今の自分と兄に住所などない。ホテル住まいである。それを告げたら志乃舞に不審がられやしないだろうか。そうなったら困る―――そう考えたところで、直也は自分の思いに当惑した。困る?困るって、どうして?

「あの、本当に結構ですから・・・大したことは何もしてませんし・・・」
「まあ、そんなこと仰ってはこちらの気が済みませんわ。助けて頂きましたのに」
「いえ、本当にお気遣いなく。じゃ、もう僕はこれで・・・」

逃げるように去っていこうとする直也。それを引き留める志乃舞の母親の声を突き抜けるように、

「霧原さん!」

志乃舞が声を発した。出口で振り返った直也に向かって、彼女は言った。

「私、あの図書館のすぐそばに住んでるんです。―――えっと、あの辺りは頻繁に出歩きますから、ですから……その時にまた……」

段々語尾が頼りなくなっていくが、少なからず直也は驚いた。
また会いましょう、と彼女は言わんとしている。意図が何であれ、新鮮な驚きだった。
自分でも意識しないうちに、直也は大きく頷いていた。そして、志乃舞の母に向かってお辞儀をすると、そのまま処置室を出る。

出た後で溜息をついた。頷くだけでなく、何か気の利いたことを言えればよかったのにと思うと情けなかった。

だが、さっきと比べて、この病院内に渦巻く無数の思念が、少し気にならなくなっているような気がした。









<続く>
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