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2008.03/14(Fri)

企画siko作品 第11&12章 

           2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画
     企画もいよいよ本日で終了です、たくさんのご投稿ありがとうございました



「OBSCURE」その11&12
UPしました、↑アニバ企画頁からお入り下さいませv
↑無理やり完結(^^;)


*や、アニバ企画、終了とは申しましたが、そこは一応の区切りということでv
 連載中のお話もまだ残っておりますので、そちらが終わるまでは暗黙の了解、
 と申しましょうか、その、まあ、後夜祭ということで(笑)

 や、それにしても12月に企画を立ち上げた際は、まさか、こんなにもたくさんの
 皆さまに参加していただけるとは思いませんでしたし、こんなに盛りあがるとは
 思いもよりませんでした(*^_^*)
 期間中、皆さまから投稿いただいた作品はどれもこれも趣向が凝らされた読み
 ごたえ&見ごたえのあるものばかり、それをUPする作業は、あたかも冬の夜空に
 花火を次から次と打ち上げるごとくで、まさにお祭り気分そのものでした
 いやもう、本当に楽しい思いをさせていただきました、作品を寄せてくださった、
 chocoさん、saekoさん、シシーさん、EMIFUさん、浅倉りゅぅさんに、多謝、
 スペシャルサンクスです
                  
 
 
 
 
EDIT  |  21:56 |  二次創作  | CM(5) | Top↑

2008.03/12(Wed)

アニバーサリー企画第21弾!  (chocoさん作品XI) 

           2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画





<聖バレンタインの憂鬱> 前編

※ 直人は17才、直也は11才。超能力関係なしのこれでもかという平和設定となっております。
  また、高橋留美子風のラブコメを目指しましたが遠く及ばないことをお許しください。



「モロゾフみっけ!じゃあ、私はこれだけもらうわね」
 麻理子はブランドが印刷された包みを破って中に入っていたメッセージカードだけを直人に投げて寄越す。
「ああ。それで、こっちはどうすればいいんだ?」
 机の上だけでは足らずに床にも置かれた紙袋を直人は目で追った。中身はすべてバレンタインチョコレートである。
「こっちの二つは手作りチョコ。絶対に食べちゃ駄目よ。いい?」
「どうしてだ?」
 呆れた様子で腕組みすると麻理子は直人の前に指を立てた。
「わかってないわね。衛生面が不透明でしょう?女ってのはこういうのに何を混ぜるかわからないの。悪夢にうなされたくなかったら捨てなさい!」
 直人には想像もつかない事が行われているらしい。
「そうか。じゃあ、これは?」
「こっちの二つは市販品だけど、細工されてないって断言できるのはこの一袋分だけね。これは、食べていいわ」
「後は?」
「処分!生ゴミの日に目立たないように廃棄ね」
 暖房が切られて、冷え始めた教室の中で麻理子は学校指定の紺色のコートを羽織っている。なんの洒落っ気もない凡庸な衣服がかえって彼女の美貌を引き立てていた。
「言っとくけど、自分のチョコを捨てられたなんて知ったら、どんな呪いをかけられても文句を言えないわよ。細心の注意を払うのね」
 直人は頷く。
「わかったよ」
「そう。じゃあ、帰りましょう。ああ、そうだ。忘れてた」
 鞄から取り出したジャンクフードを麻理子は直人の手に押し付けた。
「お返しはモロゾフのクッキーでいいわ」
「どうしてキットカットがそんなものに化けるんだ?」
「知りたい?」
 スポーツバックを肩にかけ、両手に紙袋を抱えるのを待って麻理子は直人に近付く。
「ああ、知りたいね」
 立ち上がった直人は、麻理子より随分と上背があった。手足が長く、筋肉質だがスレンダーなモデル体型である。
「あのね」
 手招く麻理子の方へ体を傾けた。彼女の手が肩にまわされて、柔らかい唇の感触が直人の感覚を圧する。
「化けた?」
 紙袋が床に落ちた。直人の腕が麻理子の体を掴んで抱き寄せる。
 重なり合った二つの影はまるで絵のように美しかった。

「それで、これだけなんだ」
 麻理子の選別に合格した紙袋を直也は覗き込んだ。
「ああ。好きにしていいぞ」
「わーい。でも、なんか去年より質落ちてない?これも不景気ってヤツ?」
「知るか」
 私服に着替えた直人はテーブルを挟んで直也の前に腰かける。
「母さんは?」
「サークルの集まり」
「またか」
 父親が仕事で遅いのは慣れていたが、最近の母親の家事放棄は目に余るものがあった。
「ピザかなんかとる?それとも、ファミレス?」
 しかし、たいした不自由もない。
「面倒だな」
「仕方ないよ。来月、発表会なんだって。なんか大きいホールを借りるらしくて準備が大変みたい」
「じゃあ、車が要るだろ?父さんは暇がとれるのか?」
 チョコレートの検分を続けながら直也は首を傾げた。メリーズも悪くはないんだけど、と呟く。
「さあ。でもやるんじゃない?あれだけはやらないとまた離婚の危機だもん」
「確かにな。もうあんな騒ぎはたくさんだ」
 四、五年前に両親が離縁しかけたことを思い出し、直人は顔をしかめる。
「あ!ヨックモック!」
 直也は紙袋から有名ブランドの包装紙に包まれた箱を取り出した。
「開けるよ?」
 中身はチョコレートの詰め合わせである。
「美味しそう!はい、カード」
 手渡されたカードには珍しく見知った名前が書かれていた。
「誰?」
「倉橋加奈子」
 彼女とは二クラス合同の化学実験の授業で同じテーブルに着くことになったのがなれ初めである。男受け抜群の清楚な美人である麻理子とは異なり、理知的な少々冷たい感じのする美貌の持ち主だった。
 それに、なにより麻理子の『その顔で私の男に手を出す気?鏡をよく見て出直しなさいよ』攻撃に怯まなかった数少ない猛者の一人でもある。
「さすがに気合入ってるね。これはビターチョコみたい。はい」
「なんだ?」
「一個くらい食べてあげたら」
 渋々、口を開けると直人は弟の手からチョコレートを食べた。カカオの香りとともに生地が舌の上で忽ち溶けてゆく。
「美味しい?」
 直人は顔をしかめた。
「甘い」
「ええ!すごく美味しいはずなんだけどな」
 直也は首を傾げてひとつ摘んで口に入れる。
 途端に口元が弛んで、顔は紅潮し、目は潤んできた。直人と同じものを味わっているとはとても思えない幸せな顔である。
「それ。全部食べていいぞ」
「やった!高いチョコはやっぱり違うよね?ポッキーも美味しいけどさ。ぼく、兄さんの弟で本当に良かった。神様に感謝だよ!」
「そいつはどうも」
 いそいそ立ち上がると直也はキッチンの方へ歩き出した。
「コーヒー入れるね。口直ししたいでしょ?」
 上機嫌である。直人は苦笑して弟を見送った。

 インスタントコーヒーを二つ入れて戻ってきた直也はテーブルにカップを置いた。
「コーヒーだけじゃアレだよね?なんかお茶請けがあったかな?」
「俺はいいよ。直也はチョコを食べればいいだろう?」
 直也は紙袋を大事に抱えて首を振る。
「駄目!この『夢の高級チョコレートシリーズ』はこれから毎日ひとつずつ大事に食べるんだから!」
「勝手にしろ」
 直人は呆れて弟を眺めた。
「あ、そうだ。ちょっと待ってて」
「忙しないな。いいからゆっくり座ってろよ」
「すぐだから。待ってて」
 スリッパを引っかけて小走りにかけて行く直也は本当に小柄である。年齢が離れているし、直人が並より上背があるので目立つのかもしれないが、二人の中に血縁という類似性を探すのはとても難しかった。
「小母様の誠実さが疑われるわね」
 麻理子の中に時折現れる率直さとでも呼ぶべきものに直人はいつも魅せられる。彼女に揶揄された時も直人は馬鹿馬鹿しいと断じたが反対にこう応じられた。
「男ってどうして自分の母親や妻のことを盲目的に信じられるのかしら?呆れちゃう」
 麻理子の意見はいつも悪辣にして直裁である。
「馬鹿みたい」
 しかし、直人はこう思った。男の側からは自分の子供の出生について実際に出産した女性とは違い、常に疑問は残る。だからこそ、信じるという行為が大事なのだ。
 自分の世界を支え続けるために、相手が誠実であると信じるしかないのである。
「お待たせ」
 直也の声で直人は物思いの水底から引きずり出された。
「ええとね」
 白いビニール袋からラッピング用の小さな紙袋やピンク色のハートの柄が印刷されたプラスチックケースが出てくる
「どうしたんだ。これ?」
「今日、家庭科の実習があったからクラスの女の子がくれたんだよ。義理チョコの代わりだって」
 それにしては、用意周到な包装だ。リボンや包みと同じ色のカードも付けられている。
「もらったのはぼくが食べなきゃだから。兄さんにはこっちね。ぼくが作ったヤツ」
 星型やハートに抜いたクッキーの入った冷蔵用のジップロックが直人の前に差し出された。
「プレーンとココアのクッキー。あんまり甘くないから食べられるでしょ?」
 封を開けると香ばしい甘い香りが溢れてくる。
「直也。おまえ、こんなものを作れるのか?すごいな」
「作れるっていうか、簡単だよ。材料を混ぜて冷蔵庫で冷やして、後は焼くだけ」
 では、有名店の菓子はなぜあんなに高価なのか。直人は納得のいかない思いで一枚つまんで口に放り込んだ。
 麻理子へのお返しに大枚はたく事を考えると今から気が重い。
「どう?甘すぎる?」
「これくらいなら大丈夫だ。それより、これ味が似てるな。昔よく食べただろ。アーモンドの付いてるヤツで」
「タカセのアーモンドチュイール?」
 直也の言葉に直人は肯いた。
「なんでだろ?アーモンドパウダーを入れたからかな。でも、懐かしいね。みんなでよく行ったよね」
「ああ。あの頃は父さんもそれほど忙しそうじゃなかったし、休みには家に居たんだな。今じゃ考えられないが」
「うん。あそこの海老のクリームグラタン大好き!」
 手を伸ばして直也がクッキーを抜き取る。歯を立てるとクッキーは脆く崩れた。
「本当だ。我ながら『よくできました』だね。でも、あそこのアーモンドチュイールはチョコも付いてるし、結構甘いよね?なんで平気なの?」
「食べ慣れてるからな。それに味が単純だろう。香料の味だとか変に柔らかい食感が嫌なんだ」
 先刻のトリュフの感触を思い出して直人の口はへの字になる。
「ふうん」
 確かに直也が覚えているケーキやスコーンも紅茶よりコーヒーが合う素朴でわかりやすい味だった。
「スコーンは焼き立てを出してくれるんだよね」
 直也は記憶の中にある菓子の姿を思い浮かべる。顔は自然と弛んでしまうのだった。
「そんなに言うなら、次の休みに連れて行ってやるよ」
「え!本当?」
 しかし、直也は見る間に考え込む顔になる。
「でもさ。デートとかしなくていいの?麻理子さんは?」
「あいつは忙しいんだよ。ピアノだとか英会話だとか」
 直人は顔を他所へ向けた。既に申し入れを断られているらしく話したくないようである。
「そうなんだ」
 友枝麻理子と兄が付き合いだして二年くらいになる。直也は、この女性を一目見た時からこう決めていた。
 必要以上に麻理子とは関わり合いにならない。
彼女が利権を主張するものに関してはたとえそれが不当と思われる場合であっても絶対に逆らわない。
 この二点を死守することを胸に誓った。
「じゃあ、いいかな?」
「なにが?」
 直也には小学校に上がった年に立てた人生設計がある。『波風のない平凡な人生を送る』という小さな夢だ。
「ううん。何でもない」
 この夢の実現のためなら目先の楽しみなんか喜んで捨てる。
 大体、昔から直人の女性の趣味は誤っていると直也は思った。容姿の好みはともかく、問題は中身である。
どうして揃いも揃って、自己主張の強い『女王様』タイプなんだろうか。
「変なヤツだな。行くのか行かないのか。どっちなんだ?」
 苛々し始めた直人の声に慌てて直也は答える。
「行くよ。まだ、お年玉も全然使ってないし」
 麻理子はこの『女王様』の中では最終形態といえた。
 今までの歴代の美人と比べても麻理子は飛び抜けて綺麗である。その上、賢しさ、遠慮のなさ、上昇志向の高さでも一級品だ。
「そうだ。ついでに加奈子さんにもお返しを買ったら?」
「はあ?」
「だって、ヨックモックだよ!まさか何もしないつもりだったの?」
 今度は直人が考え込む顔で弟を見返す。
「不味くないか?それは」
「なんで?ホワイトデーとかじゃない日にちゃんと『彼女』いるけど、これからも友達として仲良くしてって言えばいいじゃない」
「そういうものか?」
 直人は弟の提案を検討してみた。確かに化学の授業でも委員会でも席を同じくしている倉橋加奈子にはいつも世話になっている。
彼女の女性には珍しい高度な論理性は議論を交わしても楽しいし、容姿の面でも嗜好の範囲内だ。胸は麻理子に比べて小さいが、足の形状は加奈子の方が好みである。特に足首の脆そうな感じは出色だった。
「一理あるな」
「でしょ」
 これで来年のバレンタインデーにも希望を繋げる。直也は高級チョコレートの絶対数を確保しなければならないのだ。
「何にするかな?麻理子が言ってたヤツと同じでいいか。面倒臭い」
「それは、さすがに不味いんじゃ」
 携帯のバイブレーションが直也の声を遮る。
「麻理子さん?」
「だな」
 なんという勘の良さだ。直也は早々に退散すべく立ち上がった。
「おい。夕飯は?」
「ぼくはこれでいいよ」
 カップラーメンの容器を振ってみせる。直人は肯いて通話ボタンを押した。
「どうした?」
 物理的に離れていても麻理子は直也の食欲を完全に失わせる存在だ。背筋が寒くなるのである。
「今から?!ああ。うん、わかったよ。どこに行けばいいんだ?」
 直也は廊下に出て自室に向かう。ピンク色のレースの柄が印刷された小さな紙袋につけられたカードを開いてみた。
『直也君。今度、一緒に遊園地に行きませんか?』
「悪くないかも」
 クラスの男子の間で話題になる女の子の名前がカードの端に書かれていた。


END




EDIT  |  07:52 |  二次創作  | CM(6) | Top↑

2008.03/04(Tue)

企画siko作品 第10章 

           2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画



「OBSCURE」その10
UPしました、↑アニバ企画頁からお入り下さいませv



*え゛、10章?いつのまにこんなに長く…(すっとぼけんなッ!)
 いやもう、いくら何でもこれ以上の企画延長はないっしょ~(^^;)
 次回、何が何でも終わりにします!(…と追い込んでおこう)
EDIT  |  23:59 |  二次創作  | CM(4) | Top↑

2008.02/27(Wed)

企画siko作品 第9章 

           2007.12~2008.03〈NIGHT HEAD〉アニバーサリー企画


「OBSCURE」その9
UPしました、↑アニバ企画頁からお入り下さいませv



*スミマセン、何だか話が全然進展してないわ、
 直也のリーディング能力を封じたまま書いてるからだ、
 と今頃気づいたワタシは大バカ者です…orz
EDIT  |  07:10 |  二次創作  | CM(2) | Top↑

2008.02/23(Sat)

アニバーサリー企画第20弾! (浅倉りゅぅさん作品Ⅳ) 

企画初の本格801作品ですv
作者の前口上がとてもわかりやすかったので(*^_^*)
そのままこちらに転載させていただきます。



「小説です\^o^/ 恥ずかしくてなかなか投稿するのボタンを押せませんでした…
 ※ご注意!兄弟夫婦設定です\^o^/←ぇ
 801です!山ないです!意味ないです!おちないです!そしてエロです…。
 
 それでもよいかたはどうぞ… 」



というわけで(^^;)
この作品につきましては、精神的成熟度18歳未満の方は、どうかご遠慮くださいませ。
さて、あなたは18歳以上の801容認派ですか?

        はい            いいえ


EDIT  |  21:34 |  二次創作  | CM(4) | Top↑
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